3月8日 12日目
実は今日までの道のりはなんとなく「ここら辺で泊まろう」とか「ここら辺りまでいけるな」という計算をしてきていたのだけど、高知市を抜けてしまうと自分の中ではノープラン。宿がとれそうな場所があればそこを目指していくのだけど、ここから先は情報が少なくて、結構未知の世界。ちょっとどきどき。
まぁ、それはおいて置いて、とにかく先に進もう。
まず、今日はフェリーに乗る。「歩きじゃないのかよ!」というツッコミが入りそうだが、このフェリーは川を渡るためだけのフェリーで、乗船時間は5分なのだ。しかも高知市営で無料。それを聞くと、なんか乗りたくなるじゃんね!
川を渡ってすぐに次のお寺。
人がやたらたくさんいて、ポーズひよりました。
34番へ向かう途中、急激にお腹が痛くなる。なんとかコンビニを探そうとするが、あたりは田園の広がる風景。ピンチ。草陰でしてしまおうなどと思っても、見渡しが良すぎて無理。草陰がない。ただでさえ遍路道なのだから、人もたくさん通るし!ピンチ!
嫌な汗が流れるも、「これは民家に借りるしかない」と判断。と、そこに運良く老人ホームがあるではないか!もう、ここに勝負するしかない!旅の恥はかき捨てじゃあああああ!
いくた「す、すみません、トイレ・・・トイレを貸してくださいませんか?」
職員さん「ええ、どうぞ!どうぞ!」
なんと嫌な顔をされるどころか、喜んで貸してくださった。しかもぜんぜん驚いてなかった。こういうことってよくあるのかな?四国の方は慣れてらっしゃるのかもしれない。
しかも老人の中に若い人間が入ったことで逆に喜ばれ、いろいろ世間話をすることにw本当にありがたかった。
かと思えば、道中お茶のお接待もうける。お接待してくださったのは、お接待してこの道何年にもなるおじさん。やたら仏教の話が詳しくて、仏教の教えをひたすら説いてくださった。これはこれでありがたく受けたのだが、ボクと話をするというよりは、おじさんが一人で仏教の話をしていただけなので、布教に熱をあげてる方なのかもしれない。
そんなかんなで34番に。
34番種間寺「口をあけてみた」
ポーズひより気味。
種間寺を越えると次は土佐市街をぬけ35番へ。田舎から再び街へ帰ってきた感じだ。
このポーズも前にやったような?
清滝寺では外国人のチャリダー3人の方と話をした。カナダから来て八十八箇所を周っているらしい。外人さんがよくこんな渋いことをするなぁ、と感心。日本語もなかなか上手。
今日は次のお寺の近くまで行っておしまい。遍路小屋だけど、たぶん使われなくなったバス停か何かなんだろうな。
ついた時はもう真っ暗だった。