3月24日 28日目
今日は雨の天気予報。本格的に降り出さないうちに進めるところまで進んでおきたい。朝一番で弥谷寺に参拝、7時ぴったりには記帳していただけるようにする。昨日一晩を過ごした場所が弥谷寺の目の前だったので、起きてすぐに準備、参拝へ。
すると早起きは三文の徳、7時前なのに納経帳に記帳していただけた。とても感じの良い和尚さんさんだった。「今日は雨だから気をつけて」という励ましもあり難い。
今日はお寺がぎっしりな区間を歩くので、雨ニモ負ケズ頑張ろう。すでに下は防水対策。あまりに貧弱な装備のため、数日間の使用のみと割り切り100円ショップにて雨具を購入。これがまた、蒸れるんだ・・・。
72番曼茶羅寺「なんとなくガッツポーズ?」
73番出釈迦寺「マリオジャンプ」
ここら辺りの距離は本当、目と鼻の先です。しかし、雨脚が少しずつ強く・・・。
74番甲山寺「一応ひぐらしの魅音さんのポーズのつもりだが・・・」
甲山寺を出ると、もう、限界。ついに上の雨具も装着。観光バスで参拝してまわってる方から「大変だなぁ」という目で見られる。なんか腹立たしく感じるが、それはボクの勝手な憶測なのか。
75番善通寺「Y」
76番金倉寺「M」
ここで一息入れて、パンなどほおばる。まだ先は長い。
77番道隆寺「C」
「今日は雨だから大変よねぇ」という納経所のおばさんと世話ばなし。うん、大変なんですわ・・・。
途中、丸亀城を仰ぐ。
78番郷照寺「A」
丸亀の辺りの商店街で小学生数人に声を掛けられる。大概「何してるの?」と聞かれるのだが、こういうとき本当に驚きを隠せない。四国に住んでるのにみんな何故かお遍路を知らないのだ。いや、むしろ四国に住んでいるからなのかな?でも、八十八箇所巡礼というものが四国にあって、お遍路さんという人が四国を巡り歩いているってことくらい、小学校で教えても良いのではないかと思ってしまう。お遍路を郷土文化として捕らえてないのかな?まぁ、四国に住む人にとってはお遍路する人って迷惑なものだろうし、乞食と同義でもあるだろうから、やっぱり嫌な存在なのかな・・・。
まぁ話は戻って、その子供たちからは「何してるの?」だけじゃなくて「お金頂戴」ってせびられたのが印象的でした。これにはちょっと面食らった。もちろん渡しはしなかったけど、自分はやれ接待だといってたくさんもらってる癖に人には何にも与えていない。これでいいのだろうかという考えが頭をよぎりました。
でも今は結願することが、接待してくれた人たちへの一つの感謝の形と思い、歩き続けることに。
79番高照寺(天皇寺)「やってきました」
雨も弱まり、気分も上々。
ついに高松市に入ります!といっても、ここら辺りは合併して高松市になった旧国分寺町。
80番国分寺「あと8ヶ寺だYO」
今日はここまで。随分と頑張って歩いたからか、今日は10ヶ寺も打つことができました。ちょっと急ぎすぎかしら。
雨のせいもあって寝られそうな場所もなく、寒かったこともあって、今日は自分を甘やかすことに。久々にお宿をとりました。
ここで、洗濯、風呂、食事をして英気を養う。食事はコンビニですがね。すごく元気になりました。あー宿っていいな。テレビもあるしな。