2月25日 1日目
さぁ!お遍路スタートです!!
寒くてぜんぜん寝られなかったけど、ハイテンション!がんばるぞ!!
朝7時前に札所1番霊山寺。板東の駅から歩いて10分くらい。ここで、お遍路の品々を揃えるとともに売店のおばちゃんからイロハを習うことができるのです。ってか、正直グッズ代が馬鹿にならないくらい高い。菅笠、杖、白衣、ずた袋、納経帳、納札などを買って1万少々。予算がある人は他に輪袈裟やら足袋やらもっともっと凝ることができます。
おばちゃんから説明は聞いたものの、よくわからないままスタート。結局7時過ぎちゃってる。
1番霊山寺「よろしくおねがいします!」
歩いて1.5キロ。すぐ着いてしまった次のお寺。
2番極楽寺「こんな服着てます」
この辺りは最初ということもあってお寺が続いてます。
3番金泉寺「非常口のポーズ?(左右逆か?)」
そしてちょっとずつ獣道のような細い山道にも入っていきます。こんな標識を頼りに。
これは遍路道保存協会さんががんばってくれているみたいです。ありがたいことですね!
また住宅街にもどってきて・・・
5番地蔵寺「はぁ!!!!(意味不明)」
ここでお昼。次のお寺に向かって歩いていたら、おじさんに話しかけられた。なんでもお遍路さんに宿の情報を教えてあげてまわってる人らしい。ありがたいことなんだけど、とりあえず先に進みたいのに足止めをくらってる感じでもどかしい。しかも「書くもの出しな」とノートを出させ、「余白に書きなさい、『歩き遍路1日20〜30km』って」と勝手に目標を定めさせられてしまった。
これも一種の「お接待」というものなのかな。よく言う話では「お接待」も行き過ぎれば「お節介」。まさにそれなんじゃないかと思った。でも相手は善意でやってくれてるわけで、お節介だなんて言ったり思ったりするのは失礼なことです。だから、最初の「お接待」で学んだことは「人の好意を受けるのも修行」ということ。たとえ「お節介」であっても、ありがたく頂戴する精神を養うのがひとつの修行なんじゃないかと思ったよ。
お遍路は深いな!と一人納得。
お昼を挟んで
6番安楽寺「ひひ〜ん!」
と、ここで時間をみようと携帯を探したらポッケに入ってない・・・。顔面蒼白。きっと昼飯を食べたところに忘れてきたんだ!あわてて戻る。2kmくらい戻る羽目に。
無事発見。
また6番に戻ってさらに歩く。
7番十楽寺「スッペシャルジェネレーションラヴ!」
今日はここまでかな。時間もぎりぎりになりそうなので、ちょっと早足ですすむこと数キロ。
8番熊谷(くまたに)寺「デレデレーシンデレラブ!」
ベリネタが続いたね!
そして夜。17時を回るとだんだん暗くなってくる。するととても心細い。なんといっても寝床が決まっていなかったし、視界を奪われていくのと空腹と寒さも加わって、初日ながら「家に帰りたい」と思ってっしまった。とりあえず次の寺まで歩いてみると、テントを張っているおじさん発見。
話しかけてみると気さくで親切な人だった。「木の下で夜露を防いで寝るといい」と寝床を一緒に場所を探してくれた。ありがたい。後で買い物にも行こうと誘ってくださった。おじさんと話していると、別にテントを張っていた兄ちゃんが来てあんこ餅をくださった。初の現物お接待はこれということになる。3人で少々談笑して、寂しさも無くなった。良かった!
結局1日目はこんな感じのところで野宿。青天井に近い。そして寒い。が、疲れていたせいで19時くらいから寝てしまったよ。もちろん寒さで何度も目覚めたけど。