3月4日 8日目

寝袋だけでこんなにあったかく寝られたのはたぶん初めてじゃないか、っていうくらいよく眠れました。あまりぐずぐずしていると周りの民家の方に迷惑になるので、室戸岬めがけて朝日とともにレッツラゴー。

ここ、宍喰の隣はもう高知県


高知ktkr!!!!!

高知県は「修行の道場」と呼ばれています。四国四県のなかで一番広いのに、一番お寺の数が少ないのが高知県。寺と寺の間も長い区間が多く、ひたすら歩かなくてはならないところからこういった名前がついたのでしょうかね。ちなみに徳島県は「発心の道場」と呼ばれています。愛媛は「菩提の道場」、香川は「涅槃の道場」。


さて、高知県に入りましたが、このあたりから風景が変わらなくなってきました。町から町への間の道は、ずっと海岸沿。左には海、右には山。延々これが続くので、さすがに飽きるよ・・・。しかも、今日は快晴、ものすごく気温が上がったため、袖をまくり上げて噴出す汗と格闘しながら歩きました。

余談ですが、近くの海は青々としていて、遠くの海は黒ずんでいます。「高知に行くと黒潮が見えるよ」って言われたのですが、ホントなのかな?でも確かに、黒い・・・。写真だとイマイチわからないけど、本当に黒いんですよ。


途中寄った夫婦岩。こういったちょっとしたスポットが心を癒してくれます。


徳島はかなりしっかり計画して歩いていたために寝るところはほとんど困りませんでしたが、高知からはほとんどノープランなので今日はどこまで行こうか迷いました。が、室戸まであとちょっとだし・・・ということで1日50キロ歩行を決行。夕暮れどきに無事、室戸岬に到着。


長かった。


室戸岬でたたずむ。


ぼけーっとしていたら、近くの民宿から2人のおじさんが出てきたので談笑。おじさん方もお遍路さんらしい。暇を見つけて1週間くらいずつ歩きに来ているそうです。今回は2回目で、もう明日帰ってしまうみたい。

そのおじさんたちから「明日は雨らしいよ」という忠告をいただく。激凹む。

寝床は近くにあった展望台の階段の下で。階段っていってもスカスカのやつだから、雨が降ってきたらひとたまりもないと思われます。まぁ、なんとかなればいいや、ということで就寝。


夜、雨よりも先に野犬に襲われて目を覚ます・・・